自分を大切にするって、どういうこと?
「自分を大切にしてね」
よく耳にする言葉ですが、
改めて考えてみると——どういう意味なのでしょうか。
心と体をいたわること?
心地よく生きること?
ストレスを溜めないこと?
人によって、その“答え”は少しずつ違うかもしれません。
私自身も、「自分を大切にする」という言葉を
どう実践すればいいのか分からなかった時期がありました。
何をどうすれば、それが叶うのか——
その感覚がつかめなかったのです。
下記、一例として自分を大切にする行為を出してみます。
体を通して、自分を大切にする
- 深く呼吸する
 - 睡眠をしっかりとる
 - 食事を丁寧に味わう
 - 体をほぐし、温める
 - 姿勢を整え、力を抜く
 - 適度に動き、体の声を聴く時間を持つ
 
心を通して、自分を大切にする
- 自分を責めすぎない
 - 「できたこと」を静かに認める
 - 忙しい日こそ、立ち止まる時間をつくる
 - 人と比べず、自分のペースを尊重する
 - 心が動いたことを無視しない
 - 頑張らない日を許す
 
暮らしの中で、自分を大切にする
- 好きな香りや音、光を取り入れる
 - 無理な予定を詰めこまない
 - 信頼できる人と語らう時間を持つ
 - 自然に触れる
 - “なんとなく気持ちいい”を選ぶ
 - 「やらなきゃ」より「やりたい」で動く
 
どれも特別なことではありません。
それでも、日常的に完璧にこなすのは難しいものではないでしょうか。
だからこそ、大切なのは——
自分の心と体に向き合うこと
-自分をちゃんと“感じる”こと
-その声を無視しないこと
どんなに方法を整えても、
この根っこの部分がなければ、
本当の意味で「自分を大切にする」ことは
難しいのだと思います。
そして、もうひとつ
偏らず、バランスを取る —— 「中庸」ということ
これを忘れないようにしたいです。
体ばかり整えても、心が置き去りになれば無理をしてしまう。
心ばかり見つめても、体が疲れていれば思考はすぐに重くなる。
どちらか一方ではなく、
体と心、両方の声に耳を傾けながら、
少しずつバランスを整えていくこと。
それが、私にとっての
「自分を大切にする」ということです。
みなさんにとっての「自分を大切にする」とはどんなことですか?
今日も、自分の内側の小さな声を
ひとつでも拾ってあげられる日でありますように。


