一歩踏み出したい人へ ― 私が会社員を辞めてヨガの道を選ぶまでの話
今日は、少しだけ私の話をさせてください。
誰かの心のどこかにある “違和感” や “ざわざわ” に、そっと寄り添えたらと思って
■ 20年間、会社員として働いていました
私は約20年間、大手IT企業で会社員として働いていました。
お給料も安定していて、責任あるポジションも任されて。
いわゆる「バリキャリ」という生き方をしていました。(自分で言うのは少し恥ずかしいですが。笑)
周りからはよく、
「安定してるよね」
「順調そうでいいな」
と言われていました。
でも、心の奥の方で、ずっと消えない思いがありました。
「このまま歳を重ねていって、私はワクワクできるのかな?」
仕事は嫌いじゃなかった。むしろ好きでした。
自由も裁量もあり、尊敬できる同僚や上司にも恵まれて、成長も感じられる職場でした。
だけど――
同時に、**「これが私の最終形なのかな?」**という違和感も、静かにそこにあったんです。
■ ヨガは“趣味”じゃなくなっていた
会社員をしながら、私はずっとヨガを続けていました。もう20年以上。
はじめは、自分のための癒しとしてのヨガ。
でも次第に、人に教えるようになり、お客様と対話する時間が増えていきました。
誰かの心や体がほどけていく瞬間に立ち会えたり、
「ありがとう」「体が楽になった」と言っていただけたりして、ふと感じたんです。
**「ヨガで誰かの人生に関わることができるのかもしれない」**と。
ちょっとおこがましいけど、そう思ったのが正直なところです。
それと同時に、
“○○会社のさとこさんじゃない自分” はどんな世界を生きるんだろう?
そんな好奇心も、じわじわと育っていきました。
■ 「やめよう。なんとかなる。」 ふと、そう思った日
よく「思い切りがいいですね」「勇気ありますね」と言われますが、実際は全然スマートじゃなかったです。
5年くらい、ずっと迷っていました。行ったり来たり、気持ちは揺れ続けていました。
でも、ある日ふと思ったんです。
「やめよう。」
「きっと、なんとかなる。」
当時は、大きな決断だと思っていました。安定を捨てるのが怖くなかったわけじゃない。
でも、最後はとてもシンプルでした。
「やらなかった後悔の方が、ずっと怖い」
■ そして今、思うこと
会社を辞めて、インドに渡り、学び直して。
ヨガサロン「THIS IS」を立ち上げました。
決して順風満帆なスタートではなかったけれど、いま振り返ると、こう思います。
「あの決断、思ったほど大きなものじゃなかったのかもしれない」
人生って、いざ一歩踏み出してみると、意外と普通に進んでいく。
怖さよりも、新しく見えた景色の方がずっと鮮やかでした。
あ、もちろん今も楽なことばかりではありません。笑
でも、“自分の選択で生きている” という感覚があることが、何よりも大きいです。
■ いま、違和感を抱えている誰かへ
もし今、あなたの心の片隅に小さな“違和感”や“ざわざわ”があるのなら――
それは、人生の舵を握り直すチャンスかもしれません。
すぐに行動しなくていい。
すぐに辞めなくても、挑戦しなくてもいい。
でも、
「本当はどうしたい?」
その声だけは、消さないでいてほしいなと思います。
その炎を、小さくてもいいから、灯し続けていてほしい。
■ ヨガで届けたいもの
私はヨガを通して、
「今を整えながら、未来が輝く人」を増やしたいと思っています。
体も心も整えて、
いつまでもしなやかで、美しく、自分らしく生きられる女性って、本当にかっこいい。
人は、いつからでも変わっていい。
あなたの人生にも、静かに変化の兆しが訪れますように。
そして、あなたの未来が、あたたかく光りますように。
□ お読みいただき、ありがとうございました
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